Attosecond Laser Facility

2022年11月１日付にて東京大学アト秒レーザー科学研究機構が設立、Webサイトが公開されました

東京大学の9部局の支援を受け、新たな総括機構として昨年11月1日に「東京大学アト秒レーザー科学研究機構」が総長室総括委員会の下に設置され、機構公式Webサイトが公開されました。東京大学が中核となって国内の大学、研究所、企業の研究者が連携して取り組み、我が国が長年に亘って培ってきた先端光源の技術を集約したALFAの設置と運営を推進することを目的としています。...

2023.02.27

分子研研究会：公開シンポジウム「アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）計画の現状と展望」を開催

2022年3月8日（火）、分子研研究会の公開シンポジウム「アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）計画の現状と展望」が日本学術会議化学委員会物理化学・生物物理化学分科会と分子科学研究所の主催のもと、オンラインで開催されました。アト秒レーザー科学研究施設計画の実現に向けて、計画の概要および光源施設の構想の詳細について紹介があり、新光源によって開拓される広範な研究分野より話題提供がありました。また、ALFAへの期待などについて活発な議論が行われました。 全国各地の大学、研究機関、企業より90名を超える方々に参加いただき、盛会のうちに終了いたしました。...

2022.03.14

超高速強光子場科学分野における最近の成果を発表する国際シンポジウムを開催

2020年3月27日（金）に東京大学理学部化学本館講堂にて、アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）に関連する超高速強光子場科学の分野において、「Symposium on Recent Development in Ultrafast Intense Laser Science」が開催されました。本学教員から若手研究者まで幅広い参加者が超高速強光子場科学分野の最新の成果について発表しました。...

2020.04.08

赤外レーザー光源開発進捗ミーティングを開催しました

2019年8月15日（木）に東京大学理学部化学東館にて「赤外レーザー光源開発進捗ミーティングを開催しました。Q-LEAP次世代レーザー領域に参加している研究機関（早稲田大学、量子科学技術研究開発機構、東京大学）の研究者が、中赤外領域のレーザー開発の現状と今後の方針について議論しました。 アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）では、Q-LEAP 次世代レーザー領域と連携して、アト秒光源技術を開発します。...

2019.08.20

第1回ALFAセミナーについて

第1回ALFAセミナーを2019年3月27日（水）に東京大学理学部化学東館において開催しました。本セミナーでは、高エネルギー加速器研究機構、分子科学研究所、理化学研究所、東京大学からの12人の専門家が参加して、アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）の施設の建設及びその仕様について議論しました。セミナー後には、ALFA構想の実現に向けた協力体制の深化・拡大について意見交換しました。...

2019.03.30

HiLASEとELI Beamlinesへの訪問（チェコ）

2019年2月13日～16日の間、アト秒レーザー科学研究コンソーシアム（COAST）のメンバーがチェコのプラハ市郊外にあるレーザー施設（2件）を訪問しました。14日はHiLASEレーザー施設を見学し、Antonio Lucianetti博士（リサーチ・プログラム・リーダー）に、HiLASEの施設と研究について説明いただきながら、COASTのメンバーと施設や研究内容について議論を行いました。特に、HiLASEで行っている高出力レーザー増幅器について、共同研究の可能性について検討しました。 また、15日にはCOASTのメンバーがHiLASEの隣に建設されたELI Beamlinesを訪問し、Ladislav Půst氏（テクノロジー・デリバリー・マネジャー）の案内によって、整備中の施設の様子や運営について意見交換を行いました。　（ここで改行を入れた方が良いと思います）　ELIプロジェクトは欧州連合の研究政策としてハンガリー（ELI ALPS、アト秒分野）、チェコ（ELI Beamlines、ビームライン）、ロマーニア（ELI NP、光核反応)にて大型次世代レーザー施設を建設する計画です。...

2019.02.25

アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）に関するミーティング

2018年12月26日（水）に東京大学理学部化学東館においてアト秒レーザー科学研究施設（ALFA）に関するミーティングが行いました。高エネルギー加速器研究機構と東京大学からの研究者がALFAの建設について議論しました。...

2019.01.08

Q-LEAP次世代レーザー領域が開始されました

アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）を実施する機関及び研究者は、文部科学省の研究開発プログラム「光・量子飛躍フラッグシッププログラム（Q-LEAP）」の次世代レーザー領域に選択されました。ALFAとQ-LEAP次世代レーザー領域と連携し、レーザー・計測装置の開発が行います。 Q-LEAPは2018年11月1日に開始されました。  ...

2018.11.01

第15回AMO討論会について

2018年6月16日（土）に仙台市において第15回原子・分子・光科学（AMO）討論会が行いました。豊かなプログラムの中でアト秒レーザー科学研究施設（ALFA）の分野に関連する「超高輝度軟エックス線光源とその応用」セッションが開催されました。セッションの後、理化学研究所、高エネルギー加速器研究機構、東京大学から超高速レーザーおよび自由電子レーザーに関する研究者がALFAの研究会を開き、ALFAの建設及び運転について議論しました。  ...

2018.06.24

第1回ALFAシンポジウムが開催されました。

「第1回ALFAシンポジウム」が、2017年12月9日（土）に東京大学理学部化学本館講堂にて開催されました。シンポジウムには、我が国の関連研究者など80人の方々が参加され、アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）の構想について議論しました。 シンポジウムの冒頭では、五神 真 東京大学総長、西山崇志 文部科学省量子研究推進室長、荒川泰彦 東京大学生産技術研究所教授、大越慎一 東京大学大学院理学系研究科副研究科長からご挨拶いただきました。その後、山内 薫　東京大学大学院理学系研究科教授よりALFA計画についての概要が説明され、続いて全国の研究者からALFA構想へのご期待、ご提案、ご希望が発表されました。その後の意見交換会も含め、活発な議論が続きました。 五神 真 東京大学総長より、「先端的な光科学技術、なかでもアト秒パルス技術開発とその科学研究への応用は、日本の提唱するSociety 5.0の基盤構築のために重要である。アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）の構想の実現により、日本の光科学研究のコミュニティー全体でイノベーション創出に貢献することを期待する。東大としてもALFAプロジェクトを支えていく。」との挨拶がありました。 続いて、文部科学省科学技術・学術政策局の西山崇志量子研究推進室長より、「光科学につ いて、最先端光プロジェクトを進めてきた。文科省の科学技術・学術審議会量子科学技術委員会では、本年8月に『量子科学技術（光・量子技術）の新たな推進方策』をまとめたところであり、これを踏まえて、文科省では、平成30年度予算にQ-LEAPプロジェクトを概算要求しているところである。 また、同じく学術分科会の方では、『学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップの策定2017』において、特に一定の優先度が認められた７計画の一つに ALFAの構想が位置付けられた。我が国の、これまでに培われた卓越した研究成果や人材、 ネットワークや協力体制が大いに活用され、官民が本格的に連携して、経済・社会的な課題解決に貢献する成果が多数生み出されていくことを期待している。」との挨拶がありました。 次に、東京大学生産技術研究所の荒川泰彦教授より、「10年前に日本学術会議による光科学強化に関する声明があり、それに呼応して山内教授が中心となり『光科学研究の最前線』が出版された。その当時、山内教授、理研の緑川克美領域長、理研播磨の石川哲也センター長らがALFAの原型ともいうべき光源構想を提案しておられ、それを応援したことを覚えている。近年の欧州（ELIプロジェクト）や、中国（中国科学院）での高輝度 レーザー施設の建設・計画を考えると、今がALFA建設のチャンスである。ユーザーを含むオールジャパンの体制を構築されたい。」との挨拶がありました。 そして、理学系研究科大越慎一副研究科長より、「理学系研究科として、ALFA計画に期待している。このプロジェクトを通じて、若手研究者が情熱をもって素晴らしい研究を進め、大きく育ってほしい。」との挨拶がありました。 つづいて山内教授より、「2014年度に引き続き、2017年度においても、ALFA構想が日本学術会議のマスタープランや文部科学省の『学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップ』に、優先して推進すべき課題として載せていただくに至った。 ALFAでは、高次高調波シード型自由電子レーザー始め、汎用型、高輝度型、高繰返し型の4本のビームライン設置を計画している。最先端光源施設でありながら、使い易く、いつでもアト秒パルス光が出せるロバストな施設としての運用を目指している。本日のシンポジウムを通じで、ご出席者の方々のご意見を基に、ALFA構想をより充実したものにしていきたい。」との説明がありました。 その後、プログラムに沿って、出席者の方々からALFA構想への期待や要望が述べられました。意見交換会では、充実した議論がなされ、今後、ALFA構想の実現に向けて協力していくことになりました。   第１回ALFAシンポジウムプログラム 第１回ALFAシンポジウム参加登録者の方々...

2018.01.12

Elettra-Sincrotrone (イタリア）の訪問

2017年9月29日、アト秒レーザー科学研究コンソーシアム（COAST）のメンバーがイタリア北東のトリエステ市にある「Elettra-Sincrotrone」研究所を訪問しました。Mauro Zambelli 博士 (統括責任者), Claudio Masciovecchio博士 (研究プログラムディレクター), Enrico Allaria博士 (加速器研究グループ), Miltcho Danailov 博士 (電磁気学グループ), Carlo Callegari 博士 (FERMI 工学チーム)、およびCOASTメンバーによるプレゼンテーション、及びElletra-SincrotroneとFERMI施設見学を行い、Elletra-Sincrotroneのメンバーと議論しました。COASTのメンバーが組織運営について様々な新しい情報を得るとともに、国際的なネットワークを拡大しました。...

2017.12.27

14th International Conference on Multiphoton Processes国際会議に参加

14th International Conference on Multiphoton Processes国際会議に参加 東京大学の研究者とアト秒レーザー科学研究コンソーシアム（COAST）のメンバーが、2017年9月24日～27日の間、ハンガリーのブダペスト市において開催された「14th International Conference on Multiphoton Processes」国際会議（ICOMP14）に参加しました。会議開催機関中には、セゲド市にあるELI-ALPSレーザー科学研究所への見学会が催され、レーザー装置の導入が始まった施設内部を見学しました。...

2017.12.27

アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）の研究会

2017年7月26日（火）に東京大学大学院理学系研究科（本郷キャンパス）化学東館会議室において、アト秒レーザー科学研究施設（ALFA）の研究会が開催されました。理化学研究所、分子科学研究所、東京大学から超高速レーザーおよび電子加速器に関する研究者が集まり、アト秒レーザー科学研究コンソーシアム（COAST）のメンバーから進捗状況について報告を受け、今後のアト秒レーザー科学研究施設（ALFA）の戦略及び方向について議論しました。  ...

2017.12.27

ELI-ALPSのグランド・オープニングに出席

ELI-ALPSのグランド・オープニングに出席 2017年5月23日にアト秒レーザー科学研究コンソーシアム（COAST）のメンバーがハンガリーのセゲド市にあるExtreme Light Infrastructure – Attosecond Light Pulse Sourceレーザー科学研究所（ELI-ALPS）の開所式に参加しました。開所式では、著名なアト秒科学研究者であるFerenc Krausz博士（Max Planck Institute of Quantum Opticsのディレクター）の講演が行われました。研究所内部を見学を行うとともに、ELI-ALPSの技術アドバイサーDimitris Charalambidis教授と会合を行い、今後のELI-ALPSの施設の運営について議論しました。 ELIプロジェクトは欧州連合の研究政策としてハンガリー（ELI ALPS、アト秒分野）、チェコ（ELIBeamlines、ビームライン）、ルマーニア（ELI NP、光核反応)にて大型次世代レーザー施設を建設する計画です。...

2017.12.27

理化学研究所のSPring-8·SACLAへの訪問

2017年5月12日（金）、アト秒レーザー科学研究コンソーシアム（COAST）のメンバーが播磨にある理化学研究所のSPring-8·SACLAを訪問し、石川哲也所長（播磨研究所）と矢橋牧名ビームライン研究開発グループディレクターとアト秒レーザー科学研究施設（ALFA）の技術的なスペック及び進捗状況について議論しました。またはSPring-8の運転や運転費について説明を受けました。...

2017.12.27

ホームページを公開しました

現在検討中の「アト秒レーザー科学研究施設(ALFA: Attosecond Laser Facility)」についてのウェブサイトを開設しました。 施設建設に関わる活動について、最新情報をお届けします。...

2017.12.26